2024年9月18日(水)~9月20日(金)の日程で行われたヒューマンインタフェースシンポジウム2024の学生コンテスト(SICHI)で先端情報学研究科 博士前期課程1年次の荒木 稜雅さん、金 宏俊さんの提案システムが奨励賞を受賞しました。
学生コンテストSICHIは、学生グループによる課題ガジェットを用いた、新しい体験や未来に向けた応用の創造性を競い合うコンテストで、今回が第1回目の開催となります。第1回目の課題ガジェットは、心拍数や体温など様々な生理情報を計測できるヒアラブルデバイスRN002TW(NEC・フォスター電機)でした。書類審査などを経て12件が実装システムの体験展示審査に進み、そのうち以下の2件が先端情報学研究科の学生の提案です。
- 振動スピーカーとヒアラブルデバイスを活用した疑似心拍による緊張感・興奮感誘発システムの提案
(荒木 稜雅、金 宏俊) - 提案概要:
人は緊張や興奮を感じると、発汗や心拍数の増加などの生理反応が起こる。このプロジェクトでは、実際の心拍数よりも強く速い偽の心拍数をユーザーに提示することで、試合やスポーツイベントにおける緊張感や興奮を高めるシステムを提案する。 →奨励賞受賞
- LIVE ON 5TAGE:ヒアラルデバイスによるダンスパフォーマンスにおける練習環境構築
(神澤 希、中谷 翔) - 提案概要:
慣性計測装置(IMU)を搭載したヒアラブルデバイスを用いて、頭の向きをリアルタイムにフィードバックすることで、騒音に敏感な環境におけるダンス練習の課題を解決する。イヤホンとスマートフォンをBluetoothで接続することで、頭の位置のアライメントに基づいて音楽の音量を調整し、即時フィードバックによって練習の効率と同期を高めるシステムを提案する。