第15回デジタルコンテンツコンテスト

2013年春学期実施のコンテスト審査結果作品募集情報を載せています。また、表彰式および受賞記念LightningTalkをランチタイムトークのページに載せています。

第15回では、最優秀賞1作品と、優秀賞1作品、佳作1作品、特別賞(バージョンアップ版なので賞?)1作品、がそれぞれ選ばれました。以下に今回の受賞作品とその講評を記します。

最優秀賞

スマートフォン向けRPG
(iOSゲーム)

作者:佐々木 建起 (コンピュータ理工学部)

優秀賞(1作品)
トイラジハック
トイラジハック: 市販ラジコンお手軽PC対応
(電子機器改造作品)

作者:松浦 祐樹 (先端情報学研究科)

努力賞(1作品)
エニグマ
エニグマ
(Twitterクライアント作品)

作者:大浦 隆貴 (コンピュータ理工学部)

バージョンアップ版なので賞?(1作品)
バス発車時刻案内システム
バス発車時刻案内システムVer.2
(Webアプリ作品)

作者:松井 侑祐(先端情報学研究科)

各作品の講評

最優秀賞「スマートフォン向けRPG」(iOSゲーム作品)
RPGの特定部分だけ抜き出して楽しめるよう配慮したゲームデザインと共に、実際に多くの人が楽しめるレベルにまで作り込み・調整された点、またAppStoreで上位ランキングされるという実績を残している点などが大きく評価され、最優秀と判断されました。ただ、応募資料には技術的な情報がほとんどなく、そこをもっと推す内容であれば、という意見が何人もの審査員から出ていました。
優秀賞「トイラジハック: 市販ラジコンお手軽PC対応」(電子機器改造作品)
コントローラの割に動くものが小さめで拍子抜けする面はありますが、そこが作品としてのウリでもある点や、既存機器をハックして製作している点や、外部での公開活動も行っている、という点などが評価されました。実用性はさておき、ともかくエンタテインメント性の高い笑える作品ということで、優秀賞と判断されました。
佳作「エニグマ」(Twitterクライアント作品)
本来のエニグマの工夫が多少欠けた内容で、暗号だけど誰でも使えるという点で何か矛盾があるようなソフトウェアですが、コンセプトは明確に語られており、授業で学んだことを活かしている点などが評価され、佳作となりました。ただ、すべて暗号化するのではなく、暗号化するツイートを選べたり、暗号化鍵を選択できるなどの機能拡張を施していけば、少しは実用的なものになるかもしれません。
バージョンアップ版なので賞?「バス発車時刻案内システムVer.2」(Webアプリ作品)
データおよびプログラムの保守・改良がまだ大変そうですが、実用性が高く本学においては受益者も多いこと、また一つのシステムをこれだけこだわって磨き続けていること自体は好評価の最大の点です。
一方で、応募者は一度別作品のバージョンアップ版で最優秀賞を受賞しており、その際にはバージョンアップ版ではない新たな作品を募集して欲しい旨を審査委員会では要望しました。それらの点も考慮して、今回は特別に「バージョンアップなので賞?」を授与するということになりました。次回作を応募の際には、是非新作を出してくれることを願います。

作品募集

作品(ジャンル・種類を問わず)を募集して、応募作品の中から優秀作品を選出・表彰します。優秀作品には賞状と副賞を授与します。部展や神山祭向けに作ったものでも構いませんので、個人・部活・サークル・グループを問わず、奮って作品を応募して下さい!

募集作品の例
イラスト、ポスター、CGアニメ、Flashコンテンツ、Webページ、映画、ショートムービー、ゲーム、コンピュータ音楽、DJ/VJパフォーマンス、ガジェット、インスタレーションなどのメディアアート、その他インタラクティブなコンテンツやシステム、ソフトウェア作品などなど…(とにかく、作品制作か作品鑑賞にコンピュータ(パソコンに限らない)を利用したものであれば何でもOK!)
優秀作品の賞とその副賞
  • 最優秀賞(1作品):賞状ならびに副賞(5万円分の図書カード)授与
  • 優秀賞(2作品程度):賞状ならびに副賞(1万円分の図書カード)授与
  • 応募資格
    本学学生の個人もしくはグループ(クラブ・サークルなど団体でもOK)
    応募締切
    2013年8月9日(金)17:00
     (10号館1F教学センター(理工系窓口)へ提出)
    応募作品の提出条件について
    1. PCで鑑賞可能な作品の場合は、CD-RかDVD-Rで提出して下さい。インスタレーションやガジェットのような装置、紙面で印刷した物が作品である場合は、提出可能であればその物自体を提出すうるのでも構いません(返却要相談)。作品自体の提出が困難な場合は、紹介ムービーをCD-RやDVD-Rに収録して提出するのでもOKです。
    2. 作品コンセプトや内容・制作過程の説明文書を紙面に印刷して付けて下さい(作成文書もCD-Rに収める)。この文書には、作品制作環境(マシン環境やソフトウェア等)も記載して下さい。また、その他の技術的な苦労、テクニックなどアピールポイントはいくら書いてもOKです。
    注意
    優秀賞などは対象作品なしとなる場合もあります。

    過去のコンテストへのリンク:
    第14回 / 第13回 / 第12回 / 第11回 / 第10回 / 第9回 / 第8回 / 第7回 / 第6回 / 第5回 / 第4回 / 第3回 / 第2回 / 第1回