京都デザイン協会が毎年行っている京都デザイン賞において、情報理工学部生の作品「コノジ」と「3Dプリント折り紙」が入選しました!
入選した2作品はどちらも3Dプリンタやレーザー加工機などのデジタルファブリケーションの技術を駆使して、制作、デザイン、提案されたものです。入選作品は、2021年12月10日(金)〜12日(日)に開催される京都デザイン賞2021入賞・入選作品展にて展示されます。
京都デザイン賞2021 入賞・入選者一覧
https://design.kyoto/award_2021/2021_result/
情報理工学部生の作品
3Dプリント折り紙
制作者:高木祐輝さん(4年次)
3Dプリンターを用いて、プラスチックでありながら紙や布のような柔軟性を持った構造を作り、それを使って折り紙を制作しました。3Dプリンターは熱溶解積層方式(FFF方式)といい、素材を熱で溶かして積み上げることで造形する手法のものを使用しています。構造自体はシンプルで、縦糸と横糸を2層に分けて積層しています。現在は実験研究の段階で、素材や糸の太さ、厚みなどを変えることで構造の特性を変えることができると考えています。
コノジ
制作者:高木祐輝さん、大森春香さん(4年次)
京都産業大学のデジタルものづくり施設「ファブスペース」の最新デジタル工作機器を活用し、オリジナルの受験生用学習支援グッズ「コノジ」を開発しました。「コノジ」は「教科書や参考書などのページを開いたまま固定するブックオープナー機能」「単語帳などの赤文字を隠す暗記用赤シート機能」「教科書などの重要ポイントにきれいな波線を引く機能」という受験生にとって嬉しい3つの機能を備えています。制作には、ファブスペースの設備であるレーザーカッターで外形形状を切断加工し、UVプリンタで表面のグラフィックを印字しています。制作過程では、ソフトウェア上で設計したものをデジタル工作機器で実体化し、実物を触って確かめるプロトタイピングを何度も繰り返し、デジタルファブリケーションならではの素早い試行錯誤を行いました。