先端情報学研究科の学生が研究システムのデモ発表で受賞!

2020年3月に行われた情報処理学会のシンポジウム インタラクション2020において、先端情報学研究科博士前期課程の多田智哉さん(平#研究室)による研究発表が、インタラクティブ発表賞(一般投票)を受賞しました。

シンポジウム参加者の投票により決まる賞ですが、今回は新型コロナウイルス感染症の関係でオンライン開催となった中、動画中継される数多くの発表を参加者が視聴したうえでの投票で決まりました。なお、発表した研究は、本学のファブスペースにある機材で製作したハードウェアを用いていることから、研究システムのデモンストレーションはファブスペースにて行いました(写真参照)。また、本発表は、投稿した研究論文に対するプログラム委員の審査から、受賞ノミネート枠である「プレミアム発表」として発表を行ったうえでの受賞となりました。

研究内容は、キッチンや洗面台などで利用される人工大理石(樹脂)の背面にLEDマトリクスを配置し、透過するLED光による視覚ディスプレイを構成すると共に、赤外線LEDおよびフォトダイオードを同じく人工大理石の背面に配置することで、表面のタッチ位置を赤外光の反射量から検出するものです。これらを組み合わせることで、キッチンなどのテーブルトップにタッチ操作可能な埋込みディスプレイを実現可能であることを示しました。

発表論文 人工大理石透過型LEDディスプレイとそのタッチインタフェース化の試み
論文著者 多田 智哉, 平井 重行
発表学会 情報処理学会 インタラクション2020
受賞内容 インタラクティブ発表賞(一般投票)


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