情報理工学部の学生が情報処理学会シンポジウムでのデモ発表で受賞!

 2021年2月28日(月)〜3月2日(水)にオンライン開催された、情報処理学会シンポジウム「インタラクション2022」にて、情報理工学部4年次生の浦千尋さん(蚊野研究室)による研究発表(デモ発表)が、「インタラクティブ発表賞(PC推薦)」を受賞しました。

今回のインタラクション2022では、インタラクティブ発表としてデモ122件、ポスター54件の計176件の発表がありました。その中で、シンポジウムのプログラム委員による事前の論文審査によって上位スコア37件が「プレミアム発表」(注目の発表枠)とされ、浦さんの発表はその1つでした。インタラクティブ発表の時間帯は90分あり、その最中に各プレミアム発表は審査員団(チーフプログラム委員)に対して5分程度でプレゼン&デモと質疑応答を行い、その内容が審査された結果、インタラクティブ発表賞(PC推薦)が決まります。3日間で37件のプレミアム発表が審査され、浦さんの発表を含む7件が当該の賞として表彰されました。

浦さんの研究内容は、人工大理石透過型LEDタッチディスプレイに関するもので、これは2年前のインタラクション2020で当時の平#研の大学院生が受賞した研究の続きとして、蚊野研究室と平#研究室が合同で行っているものです。そして、今回は、以前にセンシングの原理が発案され、その動作が確認された内容を、プリント基板化してチップパーツで実装し、薄型で実用的なハードウェアとして実現したものを発表しました。そのうえ、センサの計測内容について数理的な画像処理アプローチで計測精度を向上させ、反応速度も上げるなど、ソフトウェアとしての工夫も行われたものです。デモ発表としては、それらハードウェアの出来とソフトウェアの工夫の両面が評価されたものと思われます。

発表論文 人工大理石透過型LEDタッチディスプレイのハードウェア改良-プリント基板の設計と表面実装
論文著者 浦 千尋, 蚊野 浩, 平井 重行
発表学会 情報処理学会 インタラクション2022
受賞内容 インタラクティブ発表賞(PC推薦)


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