OSPN Pressの3/28付けの記事「『オープンソース』を使ってみよう (第33回 アセンブラ短歌)」で、SECCON2013全国大会(3月1日〜2日開催)に合わせて実施されたアセンブラ短歌コンテストについて紹介されました。ここで、安田先生が詠んだ一句、「6502の憂鬱」が優秀作品として紹介されています。
短いので以下にそのまま紹介します。
A9 00 48 A9 4D
48 A9 4F 48 AA A9 54
48 8A 48 A9 4D
68 68 A9 53 48 BA E8
8A A0 01 20 1E AB 60
見ての通り、アセンブラ短歌とは、機械語のプログラムを 5-7-5, 7-7 のバイト単位で区切りよく分けて書いたものです。意味のある結果を出すコードを、ちゃんと意味のある区切り位置が五七調となるよう工夫して書かれています。この句の機械語プログラムとしての内容や、短歌としての味わいについてはOSPN Pressの記事をご覧下さい。
ところで、SECCONはセキュリティ関連技術を題材にしたコンテストの大会です。セキュリティ分野ではアセンブリ言語、機械語など低レベルの(ハードウェア寄りの)ソフトウェアに関する理解も重要です。アセンブラ短歌は遊びながらアセンブリ言語に親しむことを大きな目的の一つとしています。コンピュータ理工学部の学生もこうした活動に参加するなどして、スキルの幅を広げていってもらえればと思います。
上記作品を含め、アセンブラ短歌コンテストの応募作品はマイナビより発刊予定の書籍「0と1のコンピュータ世界 -バイナリで遊ぼう-」にて、さらに詳しい解説つきで紹介される予定とのことです。